咲き誇る蓮

仏教の話

布施

「布施」と聞くと、きっと、多くの人が寺に支払うお礼と考えるのではないでしょうか?ところが以下のように3つの種類があります。

 

 財施 金銭や衣服食料などの財を施すこと。

 法施 仏の教えを説くこと。

 無畏施 災難などに遭っている者を慰めてその恐怖心を除くこと。

 

布施は金品財物をだれかにあげるとかいうだけでなく、人に何かを教えたり、ボランティアをしたりすることも含まれます。見返りを求めないでだれかに物だけでなく、労力などを差し上げることを言います。この見返りを求めないというところが、布施の本来の意味です。これはわたしのもの、これはわたしにとって、欲しいもの。というような「わたし」ということにこだわった心を減らしていく、わたしだけでなく、広い視野を持つというのが布施の修行的意味です。

 

しかし、仏教は因縁因果を絶対とします。良いことをすれば、楽がもたらされるのは大原則です。布施は最高の良いことの1つとされています。かならず、楽がもたらされるのはお約束です。でも、どういう形で楽がもたらされるかは、わたしたちにはわかりません。今世に必ずしも結果がでるとはわかりません。でも、少しわくわくしますのね。これが布施のもたらす幸せです。

 

布施はする側にも、される側にも幸せをもたらします。たくさん布施することはないです。ほんの少しだけ、たとえば、ちょっとチャリティーに寄付してみる。神社や寺におさい銭する。困っている人がいたら、少しほんの少し手伝ってさしあげる。人に向けるやさしい笑顔も布施ですね。

 

ほんの少しのやさしさも布施です。相手の幸せを願うことも布施です。ほんの少しでもいいです。ちょっと心がけてみてください。